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当・非常食づくり・消火訓練等)を体験学習し、また、防火に関する研究発表会を開催する等、社会人になっても防火意識を維持できるよう、指導している。
婦人防火クラブは、全地区三七クラブ(六六、○○○余名)で組織され、「火災予防は家庭から」を合言葉に地域の防火に努めている。
また、春・秋の火災予防運動期間中に広報車を活用し、全地区への広報活動を実施している。

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また、消火訓練や各種研修会への参加等積極的に地域に密着した活動を実施している。

 

三 防火ポスター等の事実による広報
毎年夏休みに、管内の幼稚園・小学校・中学校・高校を対象にポスターや防火に関する作品を募集し優秀賞四点、さらに入賞六〇点を選び、百貨店において展示会を開催し、買い物客等に火災予防を呼びかけている。
また、優秀賞四点は春・秋の火災予防運動用ポスターとして採用し、学校・事業所等へ配布、防火意識の高揚を図っている。

 

四 各防火協力団体による予防活動 当本部管内には、二つの防火協力団体が設立され活動している。
一つめは自衛消防協会で、昭和二九年二月に会員相互の親睦を図り、工場・事業所等の防火を研究し、消防施設の強化と共に管理の万全を期する等自衛消防の完備を図り、もって事業の繁栄を図ることを目的に設立された。(会員四〇一)
二つ目の団体は、危険物保安協会で、昭和三二年一二月に会員相互の理解と協力により一危険物事故の絶無と防火思想の普及を図ることを目的に設立された。(会員五六六)
両協会とも主な事業として、消火競技会・各種研修会・防災講演会の開催、又火災予防ポスター作成等積極的に防火防災に努め予防思想の普及に多大な貢献をあげ、消防庁長官表彰を受賞するなど、初期の目的に向かって活動中である。

 

五おわりに
高齢化、核家族化など市民の生活も多様化する中で、今後とも各クラブ、防火協力団体と協力し、市民と消防が一体となり、災害に強い地域づくりをめざし、取り組んでいきたい。
(田仲光夫)

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